グランドデュークス東海

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中華そば「呵呵(かか)」

ニューベーシック? やみつきになる味です。

モダンでシンプルな店内。ジャズの音楽が流れ、心まで落ち着く空間。
東京原宿の中国料理店で4年、名古屋は東片端の老舗中華料理店で12年の修行後、昨年5月に縁のある愛知県津島市に中華そばやをオープン。店主の加藤和人さんに伺いました。

中華そば「呵呵(かか)」

「こころを込めて一杯いっぱい作っております。ご来店お待ちしております。」

原  「中華そばのしょうゆ(\600)と蔵出し赤味噌(\700)をいただきましたが、スープがホント深い味ですよね?」
店主「ありがとうございます。どこのお店もスープが命でしょうけど、私も手間暇かけてじっくり仕込んでいます。まず、とんこつスープは仕込んでから1日寝かせ、別に仕込んでおいたトリガラスープと合わせてから、和風だし(昆布・しいたけ等)を加えさらに一晩寝かせます。最後に魚だし(サンマ・さば)と合わせて出来上がりです。名付けて【変則トリプルスープ】と呼んでいます。」
原  「そうか。この魚介類の味はサンマだったのか…。しょうゆとか、味噌とかも食材にはこだわってみえるのでは?」
店主「こだわりといえば、食材は極力地元のものを使っていますね。特に全国の有名食材を使うことはあえてしていないです。しょうゆ、味噌は七宝みそさん(七宝町)酒、味醂は鶴見酒造さん(津島市)など基本の食材は自転車で買いに行けるくらいのものばかりです。」
原  「地産地消ってやつですか?それはひとつのこだわりですね。」
店主「やはりラーメン・中華そばって言うものは、日々食するものであるからこそ、地元で手軽に使えるいいものを使う方がいいと思うのです。全国からいいものを取り寄せて使うことも考えましたが、ここ地元・海部にはいいものがあるんです。」
原  「別に出てくる薬味がスダチっていうのも珍しいですよね。また、テーブルにある薬味も珍しいものがいろいろありますが?」
店主「そうでね。薬味を別に出すのも、まず一口目は何も入れず口にしてほしいんです。そして途中で好みにあわせスダチを一枚レンゲに乗せ、箸でつぶして一口スープをお飲みください。お口に合うようでしたら好みの量をスープに加え、味の変化を楽しんでほしいのです。」

香味油もオリーブオイルをベースでこれもまた違った香りを味わえますし、エシャロットも玉ねぎより辛味が少なく一杯の中華そばで何通りかの味が楽しめるのです。

原  「こちらでは2台のシーガルフォーをお使いいただいていますが、いかがですか?」
店主「なんと言っても安心できることですね。お客様からも水が美味しいと言っていただけます。スープはオープン当時から使っていますので水道水で仕込むとどんな味になるのかわかりませんが、作る気にもなりません。」

中華そば「呵呵(かか)」

田園風景の中に現れるモダンな建物

オススメはもちろん中華そばですが、16年にわたり中華料理店で腕をふるっていたプロが作るチャーハンが、これまた絶品です。また、トッピングの味玉(\100)も丸ごとを温めてからスープに入れる気遣いがニクイですね。
丸一日掛りで仕込まれるチャーシューも手のひらほどの大きさもあって、食べごてえも充分です。もっと食べたい人はトッピング(\150)もできますし、いらない人はチャーシュー抜き(\100off)でのご注文もいただけます。
付け合せのみず菜もパリパリと食感が楽しいのですが、一本丸ごと入ってるのも嫌いな人が取り出し易いようにとの配慮からなのです。

季節問わず食べたい中華そば。
ぜひお召し上がりください。(お勧め人 原)

中華そば「呵呵(かか)」

大きな木のかんばんが目印です。

愛知県津島市神尾町字西之割25-1
営業時間:11:00〜14:00 18:00〜22:00(土曜日のみ〜23:00)
定休日:日曜日
駐車場:10台
アクセス:東名阪自動車道「蟹江IC」を北へ「神尾町」信号を右折、一つ目の信号を越えた左側